【茂木健一郎のニュース探求】創造的で型破りな“お騒がせ者”が時代に変化をもたらす

  •  茂木健一郎さん(撮影・徳丸篤史)
  •  米ホワイトハウスのトランプ大統領(手前)の執務室で、話を聞く実業家マスク氏=2025年2月、ワシントン(ロイター=共同)
  •  3月9日、「アメリカ湾」に改称した現場海域上空を大統領専用機で飛行するトランプ米大統領(ロイター=共同)
  •  グリーンランド、デンマーク、米国、カナダ、パナマ運河
  •  トランプ米政権との対峙(たいじ)を余儀なくされるデンマーク自治領グリーンランドのニールセン次期首相(左)と、カナダのカーニー新首相=いずれも3月、ロイター共同

 最近の世界を見ると、「お騒がせ者」が増えてきたように思う。米国のトランプ大統領や、実業家のイーロン・マスク氏のような、従来のルールや慣習に縛られない人が目立つ。

 国内でも、ソーシャルメディアで注目されるのは大抵、型破りな人たちである。時には物議を醸しながらも、結果として広くその存在が知られ、主張が伝わっていく。おとなしい優等生タイプは目立たず、論争を呼ぶような人ほど有名になりがちだ。

 もちろん、お騒がせ者に誰もが賛同するわけではない。米国では、4年ぶりに大統領へ返り咲いたトランプ氏の言動が大きな波紋を広げている。「メキシコ湾」を「アメリカ湾」と名称変更したり、パナマ運河の管理権を返せと要求したり、(デンマーク自治領)グリーンランドの購入、カナダを米国の51番目の州にするべきといった主張には眉をひそめる人も多い。

 また、米国永住権(グリーンカード)保有者の再入国拒否や、トランプ政権下の新組織「政府効率化省」を事実上率いるマスク氏による教育省解体などの動きに対しても、強い反発が出ている。

 注目すべきは、トランプ大統領やマスク氏がいろいろむちゃをしても、アメリカの国自体は揺るがずに、むしろ...

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