新日本海新聞社による「社会人のための新聞講座」が3日、鳥取市永楽温泉町の鳥取銀行本店であった。受講した新入行員32人は新聞の効率的な読み方や特性について学び、ワークショップを通じて記事を仕事に生かす手法を体験した。
本紙読者センターの担当者が講師を務め、新聞の読み方やインターネットとの違いについて解説。地元の話題が豊富な地域面から情報を収集し、仕事に生かすこつなどについて説明した。
コミュニケーション力を高める実践では、講師も交えた即興会話を体験。試読を通して選んだ記事の内容を基に、臨機応変に対話を繰り広げる練習を行った。
受講生の野村浩暉さん(23)は「興味のある分野だけ読むことが多かったが、地域面から仕事に役立つ情報が収集できると分かった。意識して読みたい」と話した。(松田博美)