大阪・関西万博 県内46校 訪問予定

 鳥取県内から修学旅行などの学校行事で大阪・関西万博を訪れる予定のある学校が46校に上ることが、県教委の集計で明らかになった。訪れる児童生徒は約2500人。文化交流と技術革新の“祭典”を学びの場として活用する。

 県教委によると、修学旅行などで大阪・関西万博を訪れる学校の内訳は、小学校12校▽中学校24校▽義務教育学校3校▽高校5校▽特別支援学校2校。

 関西方面の修学旅行に組み込む学校が多く、鳥取湖陵高校(鳥取市湖山町北3丁目)では農業学科と工業学科の研修旅行の訪問先に万博会場を組み入れた。今年10月に2年生約70人が訪れる予定で、同校の中野聡副校長は「例年にない機会。普段の学習との関連性や生徒にとって有益かどうかを考慮した」と選定理由を明かす。

 県は昨年12月からの約3カ月間で、民間企業53社から計約350万円の寄付金を集めた。児童生徒の入場料のほか、高額なバスの会場待機料など、経費のほぼ全額を寄付金でまかなえる見込みとなった。

 県関西本部大阪・関西万博課の亀谷雅俊課長は「寄付制度は経済界と連携した次世代の人材育成として設けた。企業には社会貢献として活用してもらえたのでは」と推測。「次世代を担う子どもに海外の文化や最先端の科学技術に触れてもらい、貴重な学びの場として活用してもらえたら」と話している。

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