鳥取市の青谷上寺地遺跡で発掘された弥生人女性の顔を想像で描くコンテストの表彰式が9日、青谷かみじち史跡公園(同市青谷町吉川)であった。優秀賞には同市在住でイラストレーターの渡部紘巳さん(42)が選ばれた。
県内外から24点の応募があり、作品は復元後の顔が公開された3月20日以降、同公園で展示されている。募集は公開前に行われ、応募者らは、顔の特徴や肌の色、シルエットなど10個のヒントを基に描いた。来場者による投票の結果、投票総数266票のうち45票を獲得した渡部さんが優秀賞に選ばれた。
表彰式では、西村芳将所長から表彰状と渡部さんのイラストがプリントされたシャツが贈られた。渡部さんは、「謎解きのようで楽しく描けた。賞をもらえてびっくり。なかなか似せることができた」と話した。
応募作品は5月6日まで同公園ガイダンス施設で展示される。