「日本海新聞forスタディ」小中学校で活用 境港市教委が契約締結

 鳥取県境港市教委と新日本海新聞社は11日、新聞活用学習支援サイト「日本海新聞forスタディ」を市内の全9小中学校で活用する契約を結んだ。児童生徒がタブレット端末を使い、地域の話題を伝える新聞記事などを学習に取り入れる。

 同サイトは、子どもたちの地域愛を醸成する「ふるさとキャリア教育」の推進が狙い。地域ニュースを中心とした記事を配信するほか、記事検索や簡単な操作で新聞が作れる「クミハン」、記事を活用した「新聞クイズ」などの機能を備える。昨年6月からトライアル配信が始まった。

 境港市は本年度、「言葉の力を育む教育」の題材にしようと本格導入した。各教科の授業や朝の読書の時間などで活用し、児童生徒の情報活用能力や読解力、考える力などを育成する。

 市役所で契約を締結し、新日本海新聞社の吉岡徹社長が「毎日新しいニュースを送るので、学校で地元のことを知ってほしい」と強調。山本淳一教育長は「新聞を開かなくても記事が読めるのは魅力的。子どもたちが確かな学力を付けるスタートを切ってくれれば」と話した。

 同サイトは本年度、境港市のほか八頭、若桜、日南、琴浦の4町が契約し、計18校が活用。鳥取県と兵庫県但馬地域の計約70校がトライアル配信を受ける。

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