米子市美術館で12日から始まる「さくらももこ展」(米子市、新日本海新聞社など主催、山陰酸素グループ会場特別協賛)の関係者による開幕式と内覧会が11日、同館であった。まんが家やエッセイスト、作詞家など多岐にわたる活躍で知られ、今なお多くのファンを魅了するさくらさんの魅力を紹介する展覧会。中国地方初開催とあって、多くの出席者が約300点の多彩な展示品を興味深く鑑賞した。5月26日まで。
開幕式は玄関前の屋外で行われ、新日本海新聞社の吉岡徹社長が「不条理な現実も独特な世界観でユーモアに変える『さくらももこマジック』はこれからもたくさんの人たちに愛されると思います」とあいさつ。関係者がテープカットを行った。
同展は四つの展示室を使用し、全7章にわたり展示。代表作「ちびまる子ちゃん」などの原画をはじめ、人気を博したエッセー、所蔵品などを紹介している。一部撮影可能なスポットや多彩なグッズを販売するコーナーも設けている。同館の青戸貴子館長は「ももこさんの息づかいが見える展覧会。多くの方にご覧いただきたい」と来館を呼びかけた。