自身の足跡を残す「自分史」作りに関心を持ってもらおうと、村岡区中央公民館は15日、同公民館(香美町村岡区)で「自分史講座」の入門編を開いた。参加者は、専門家による概要の説明を通して、自分史への興味を膨らませた。
楽しみながら自分の人生を振り返る機会にしてもらおうと同公民館が企画し、同町内の5人が参加。鳥取県米子市の編集工房「遊」で郷土本の編集などに取り組む黒田一正氏(77)が講師を務め、こつや楽しみ方などを伝授した。
黒田氏は「最初にやるべきは記憶を呼び覚ますことで、身辺整理が重要」と解説。自分史の編さんを楽しむためのポイントとして、家族や友人との食事会や思い出の地への旅行を行うことなどを挙げ「写真に説明を付けることで抵抗なく文章が書ける」と説明した。
同講座の実践編は5~12月に、計5回開催される予定。