子どもたちの火災事故を防ごうと、三朝町消防団は同町横手のみささこども園で防火教室を開いた。園児らは紙芝居やクイズを通じて、楽しみながら防災について学んだ。
教室では、町国際交流員のクリソン・メリサさんがフランスの消防文化や日本との違いを紹介。フランスでは11歳から消防訓練に参加することや、消防士の5人に1人は女性であることなどをクイズを交えて解説した。このほか、防火をテーマにした紙芝居の読み聞かせや、ポンプ車の乗車体験もあった。
吉田秀幸団長は「団員との交流を通じて子どもたちが消防団をより身近に感じ、興味を持つきっかけになればうれしい」と話した。
教室は、幼児期から消防や防災について教育を行うことで、火の危険性や火災発生時の正しい行動について知ってもらおうと実施。全園児73人が参加した。