【東京ウオッチ】シンプルな色と線から伝わる“温かな励まし”―ミッフィー誕生70周年記念する展覧会

いまのTokyoをつかむイベント情報(26日~5月4日)

  •  「ちいさなうさこちゃん」(改訂版 1963年 原画)((C)Mercis bv)(提供写真)
  •  「うさこちゃんとたれみみくん」(2006年 印刷原稿)((C)Mercis bv)(提供写真)
  •  ミッフィー展の会場=東京・銀座((C)Mercis bv)(提供写真)
  •  シルバニア村の仲間たち((C)EPOCH)(提供写真)
  •  花壇に咲くネモフィラの花々=東京・舎人公園(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【26日(土)】

 ▽「誕生70周年記念 ミッフィー展」(~5月12日、中央区・松屋銀座8階イベントスクエア)

 オランダの絵本作家でグラフィック・デザイナーのディック・ブルーナさんが描いた絵本の主人公・ミッフィー(うさこちゃん)。その誕生70周年を記念した展覧会が、銀座で開催されている。

 テーマは「もっと、もっと、ミッフィー」。1955年に誕生した「ちいさなうさこちゃん」(初版)から2009年まで、半世紀以上にわたり創作された全32作品の原画やスケッチを一堂に集めた。本展プロデューサーの君和田敬之さんは「シンプルな線で描いた愛らしいミッフィーらの姿や、赤黄青緑など6色と1ページ4行の文章だけで表現された物語。時代を超え共感を呼ぶ“奥深さ”を感じてほしい」と話す。

 「うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん」(96年)の原画は初公開。家族や友だちと幸せに暮らすミッフィーが、おばあちゃんの死に直面し涙を流す場面は印象的だ。

 曲がった耳を例えたあだ名で呼ばれる同級生の心の痛みを、クラスの仲間に伝える勇気を描いた「うさこちゃんとたれみみくん」(06年)の原画も。「子ども時代...

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