【現在地】作家の高村薫さん

「死」から広がる世界

  •  3月に直木賞の選考委員を退任したことについて「今のエンタメ小説についていけなくなった」と話す高村薫さん
  •  3月に直木賞の選考委員を退任したことについて「今のエンタメ小説についていけなくなった」と話す高村薫さん

 作家の高村薫さんが新作長編「墳墓記」(新潮社)で描いたのは、古希を過ぎた男がいまわの際に見る夢の話だ。現代語と古語が入り交じる世界で、「死」を巡るイメージが乱反射する。

 「中世の日本人が書き記した『...

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