八頭町は本年度、日本海新聞の記事を活用したデジタル教材「日本海新聞forスタディ」を本格的に導入した。全4小学校で活用し、身近なニュースを題材に、児童の情報活用能力や郷土愛を育てる。
1年前から郡家東、郡家西、八東、船岡の各小学校で、試験的に使われてきた。今月、同町と新日本海新聞社が利用契約を結んだ。
24日に同町教育委員会の薮田邦彦教育長を、同社未来創造局の足立芳郎局長が訪問した。薮田教育長は「ふるさとの良さを紙面から読み取り、地域を支える人材になるように使ってほしい」と期待。語彙(ごい)力の高さが子どもたちの将来を豊かにするとし、「鍛えるには書き物に触れることが重要」と話した。
同教材では、児童のタブレット端末に日本海新聞が提供する記事を1日3本配信。ほかにも記事の検索や、簡単な操作でオリジナルの新聞を制作できる。