鳥取県産の天然イワガキ「夏輝」が１日、初出荷を迎え、県内５カ所で初競りが行われた。県産魚ＰＲ推進協議会は大きくてハリのある新鮮なイワガキを県庁に持ち込み、鳥取を代表する夏の味覚をＰＲした。
夏輝は６～８月に漁獲、販売される県産天然イワガキで、殻の長さが１３センチ以上の平ガキにはブランドラベルを巻いて出荷する。比較的深い水深で採れる、より大きな「ボンベガキ」の水揚げも始まり、プレミアム夏輝「砂丘の誉」として出荷予定という。
同協議会によると、初日の水揚げは鳥取市賀露町西４丁目の賀露市場で、昨年を３５５キロ上回る１４２５キロ。今年は水揚げ量の増加に伴い、平均単価は１キロ当たり１０６５円と、昨年を１５０円以上、下回った。
今年はシーズン開始から大きさや身入りも良好な滑り出しとなり、最高値は昨年を４７０円上回る２３３０円。関係者は「大ぶりなカキの魅力や認知度向上が値動きに影響したのでは」としている。
同協議会はイワガキの開け方などを紹介するチラシや関連キャンペーンを実施し、全国に夏輝の魅力を伝える。
