本年度から校区内の保育園や幼稚園との交流を始めた車尾小(米子市車尾2丁目)で15日、5年生80人がサッカーJ3ガイナーレ鳥取のスタッフから、鬼ごっこや「だるまさんが転んだ」といった公園遊びを通して、小さな子どもと交流する“こつ”を学んだ。
ガイナーレの選手やスタッフが、昔ながらの遊びを通じて子どもと触れ合う「復活!公園遊び」に同校が着目。児童が園児と一緒に体を動かしてコミュニケーションを深めるノウハウを学んでもらおうと、同校がガイナーレに協力を呼びかけた。
ガイナーレのスタッフ3人が、5年生と一緒に公園遊びを実践。遊びを体験するグループと、スタッフの動き方や声かけを見学するグループに分かれ、あいさつから遊びに入るまでの一連の流れを確認した。
質疑応答で、児童が「園児と仲を深めるために必要なこと」を聞くと、スタッフは「一緒に全力で楽しく遊ぶと、自然と距離が縮まる」と答え、一生懸命に体を動かす意義を強調した。
5年生は6月下旬、保育園などを訪問する予定。杉本優里さん(11)は「遊びに工夫をたくさんしていた。交流で生かしたい」と目を輝かせた。