「古代ハス」と呼ばれる大賀ハスが、米子市淀江町福岡の伯耆古代の丘公園で咲き始めた。ピンク色の大輪が大きな葉と葉の間から顔をのぞかせている。7月上旬まで楽しめそう。
大賀ハスは2千年以上前のハスの実から発芽し、繁殖して全国に広がった。直径24~28センチ前後の花は、初日に花弁が開き始め、2~3日目に全開、4日目には散り始める。
同公園にあるハス池では昨年より1日早い17日に最初の1輪が開花。その後、日を追って咲き始めた。花は午後には閉じるため、来園者も午前中に訪れて、さまざまな咲き具合を見せる花をカメラに収めるなどしている。
23日に訪れた同市内の70代男性は「花の中でもハスは優美。撮影に何度でも足を運びたい」とレンズを向けていた。
ハス池ではこれから約40種のハスが次々と開花。同公園は7月をハス月間とし、開園時間(通常午前9時)を平日同8時、土日祝日同7時に早めて各種イベントを予定している。入園無料。