観光列車「あめつち」5周年 にぎやかに出発進行 鳥取駅で記念セレモニー

      鳥取-出雲市駅間を結ぶJR西日本の観光列車「あめつち」が運行5周年を迎えた1日、JR鳥取駅で記念の出発セレモニーが行われた。日本海と空、山並みなどをイメージした紺碧(こんぺき)色の車体がホームに入ると、鉄道ファンや乗客らがカメラのシャッターを切り、拍手で出迎えた。

 あめつちは、2018年7月1日から、週末を中心に山陰線の鳥取-出雲市駅間約150キロを1日1往復走行。22年度末までの累計利用者数は約3万8千人に上る。

 この日のセレモニーでは、傘踊りグループ「我龍天晴(がりょうてんせい)」が、エネルギッシュなしゃんしゃん傘踊りを披露してお祝い。JR鳥取駅の安井徳義駅長が「あめつちには、随所に山陰や日本の伝統が詰め込まれている。今後も古くて新しい日本を旅で巡ってほしい」とあいさつした。

 発車時間の午前9時になると、安井駅長と我龍天晴のメンバー、鳥取市のマスコットキャラクター「しろぴょん」が手を上げて鳥取駅からの出発を合図し、約40人の乗客を乗せたあめつちを笑顔で見送った。

 あめつちに3回乗車した経験があるという東伯中2年の尾坂玲旺さん(13)は「今日は動画撮影に来た。車体にある山の風景やエンブレム、ゆったりした座席が乗り心地よく、ディーゼルで力強く走るのも魅力」と熱く語った。

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