第77回全日本アマチュア将棋名人戦鳥取県予選大会(日本将棋連盟鳥取支部、新日本海新聞社主催)が2日、鳥取市富安2丁目の日本海新聞ビル5階ホールであり、米子市の会社員、塩見晴義五段(31)が5年ぶり2回目の優勝を飾った。塩見さんは9月に岡山県倉敷市で開かれる全国大会に県代表として出場する。
小学生からベテランまで30人が参加した。同支部の伊吹和芳支部長は「藤井聡太七冠の活躍で将棋に目が向くようになっている。きょうは頑張ってほしい」とあいさつした。
持ち時間20分(時間切れ後30秒の秒読み)のトーナメント方式で競った。新型コロナウイルスの感染が落ち着く中、久々に参加した愛好家もおり、4年ぶりに敗者を対象とした慰安戦も実施した。
頂上決戦は塩見さんと、10年ぶり16度目の優勝を狙う松田隆さん(71)=鳥取市=による対戦。序盤から積極的に攻めていった塩見さんが、ベテランの反撃をかわし勝利を収めた。
塩見さんは「せっかく県代表になったので、一つでも多く対局し一つでも多く勝てるよう、しっかり練習したい」と意気込んだ。