「第41回全日本トライアスロン皆生大会」を前に、日本トライアスロン発祥の地・米子市の中学校で5日、鳥取県内在住のトライアスリートと生徒らの交流事業が行われた。生徒らはオリジナル給食メニュー「鉄人ドライカレー」をトライアスリートと味わい、大会への関心を深めた。
同市は“鉄人”と呼ばれるトライアスリートのように強くて丈夫な体をつくってもらおうと、タンパク質や鉄分を多く含む牛肉や大豆、ホウレンソウなどを取り入れた鉄人ドライカレーを2009年度から給食で提供。この日は市内の小中学校と県立学校計36校で提供され、中学校9校でトライアスリートとの交流も行われた。
後藤ケ丘中(同市上後藤1丁目)ではボランティア歴10年、競技歴3年の島秀佳さん(46)が食の大切さを説き、「参加者の多くは普通の人だが、練習を積み重ねて長距離を完走する。皆さんもいろんなことにチャレンジして」とエールを送った。
1年の三木本レインさん(12)は「できなかったことができるように成長したと聞いて、自分もまねしたいと思った」と話した。