県産イカ墨顔料使った作品展 鳥取で25日まで

 鳥取県産のイカ墨顔料をを使った作品展「セピアの夢」が、鳥取市栄町のギャラリーそらで開かれ、個性豊かな作品が来場者を楽しませている。25日まで。

 大村塗料(同市千代水3丁目)が開発した画材用のイカ墨顔料「イカスミJIRO」の魅力を発信しようと同ギャラリーが企画。県内外で活動する芸術家や文化人ら18人が絵画や掛け軸、染色作品などを出品した。

 日本画家の岸本章さん(鳥取市)は、コウイカとウニを描いた日本画を出品。イカ墨顔料のセピア色と岩絵の具が調和し、柔らかで温かみのある絵に仕上がっている。アーティストのJeyさん(同)は、イカ墨顔料で生地を染め、アーティチョークのつぼみを手描きしたシャツを展示した。

 同市から訪れた60代の男性は「イカ墨で描かれた植物画が凛(りん)として美しかった」と話した。

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