鳥取市 酷暑 38.1度 県内2地点で今年最高気温

 鳥取県内は29日、高気圧に覆われて各地で気温が上昇し、県内の2観測地点で今年最高を記録した。このうち鳥取市は最高気温38・1度(平年32・8度)で、この日全国で8番目の暑さとなった。熱中症による搬送もあり、各地で平年を上回る暑さとなった。

 米子市では平年を5・1度上回る37・2度を観測し、鳥取市とともに今年最高を記録した。県内各地は境港市35・8度(同31・9度)▽鳥取市青谷35・3度(同31度)▽岩美町岩井34・2度(同31・2度)-などで、県内10観測地点のうち、4カ所で平年より4度以上暑い酷暑となった。

 鳥取市戎町の真教寺公園の噴水には、涼を求めて親子連れらが訪れた。大阪府から祖父母の家を訪れている小学1年の岡元陽葵(ひまり)さん(7)は「水に触って涼しくなった。シャワーが出るところが楽しい」と笑顔。子どもたちは勢いよく吹き出る水を浴び、楽しそうに遊んでいた。

 熱中症による搬送は県内で7件発生。県東部で軽症2件、西部で中等症1件と軽症3件が確認され、中部でも70代男性が搬送された。西部の中等症は午前11時半ごろ、米子市内のイベント会場で男児(7)が吐き気で動けなくなったもの。

 鳥取地方気象台によると、来週末にかけても暑さが続く見通し。

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