若手画家27人写実表現で魅了 東京で前田寬治大賞展

 第11回前田寬治大賞展(倉吉市主催)が東京都中央区の日本橋高島屋で開かれ、写実表現の一線を走る若手作家の作品27点が来場者を魅了している。21日まで。

 北栄町出身の洋画家・前田寛治(1896~1930年)の顕彰と若手作家の育成を目的にした全国公募展。推薦委員から指名を受けた45歳以下の作家が応募でき、若手写実画家の登竜門として認知されている。

 会場には作家27人の作品を1点ずつ展示。来場した埼玉県吉川市の中田博さん(65)は「レベルが非常に高い。ここまで写実的に描くのは評価の対象になる」と納得した様子だった。

 倉吉博物館の根鈴輝雄館長は「若手作家に出品したいと思ってもらえる公募展。全作品が展示される倉吉に行ってみようというきっかけになれば」と話した。

 倉吉博物館では9月9日から10月15日まで、出品作品全39点と歴代受賞作品を展示する。

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