地引き網、大漁に歓声 米子・大篠津 親子ら160人、力合わせ

 夏休みの子どもたちを対象にした地引き網体験が、米子市大篠津町の海岸であり、町内の親子らが楽しい夏の思い出をつくった。

 大篠津公民館運営協議会のメンバーらでつくる「ひとづくりまちづくり実行委員会」(岡田隆委員長)が企画した。自然との触れ合いを通じて、子どもたちにふるさとを、さらに好きになってもらうのが狙い。

 地引き網体験には約160人が参加。岡田委員長が資料を見せながら近海で捕れる魚の説明をし、「触ると危険な生物が地引き網にかかることがあるため、アカエイなど毒を持つ魚には絶対手を触れないよう」と注意した。

 漁師らによって事前に約500メートル沖に張っていた網をみんなで力を合わせて引くと、チヌやスズキ、アジ、キスなどが姿を現し子どもたちは大喜び。名前を教えてもらいながら魚を手に取ったりして、地元の海への愛着を深めていた。捕れた魚は、大人が仕分けして参加者全員に配られた。

 家族3人で参加した大篠津小5年の坂部柊斗君は「地引き網は初めてで楽しかった。スズキを初めて見ることができてよかった」と喜んでいた。

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