児童の減少で廃校となった鳥取県境港市誠道町の旧誠道小の跡地について、市は22日の市議会総務民教委員会で、サッカーJ3ガイナーレ鳥取を運営するSC鳥取(米子市安倍、塚野真樹社長)が育成組織の活動拠点として活用を計画していると報告した。市は施設を貸し付ける方針で、11月にも地元住民らを対象に説明会の開催を予定している。
市によると、SC鳥取は今年1月に計画を提案。約1・3ヘクタールの運動場を夜間照明付き天然芝グラウンドに整備し、小中高の育成組織の拠点とするほか、県内外のサッカーチームとの交流試合に使用する。体育館(鉄筋コンクリート造り平屋建て延べ約770平方メートル)をトレーニング施設とし、校舎(同3階建て延べ約3千平方メートル)は育成組織の寮や交流試合に訪れたチームの簡易宿泊所に改修。費用はSC鳥取が負担する。