川口さんが意気込み 市長を表敬訪問 女子走り幅跳びアジアパラ出場

 倉吉市を拠点に活動しているNPOかがやきプロジェクトの川口梨央さん(21)が9月27日、広田一恭市長を表敬訪問し、中国・杭州市で開かれる「杭州2023アジアパラ競技大会」の女子走り幅跳び(知的障害T20)に出場することを報告した。川口さんは「1本でも高く遠くに跳び、記録を伸ばしてメダルを取りたい」と意気込みを語った。

 鳥取市出身の川口さんは鳥取城北高を卒業後、倉吉市関金町関金宿のペットフード製造会社「ドアーズ」に入社。社会福祉法人慶光会が生活を、同NPOが陸上競技を支援している。

 川口さんはバーレーン2021アジアユースパラ競技大会の女子走り幅跳びで優勝するなど実績を積み上げ、6月18日に東京都で開かれた公認大会で5メートル19の自己ベストを記録。現在、世界ランキング13位、アジアランキング2位につけている。

 川口さんは、ドアーズの柴田智宏社長や指導者の浅田陽一コーチらと市役所を訪れ「アジア大会は初めての出場。簡単にメダルは取れないだろうが、記録にこだわって頑張りたい」と抱負を語り、広田市長は「いい報告が聞けるよう期待している。体調に気を付けて頑張って」と激励した。

 アジアパラ競技大会は10月22~28日の7日間で、川口さんは日本選手団とともに19日に日本を出発する。

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