新海誠監督作品「すずめの戸締まり」展(新日本海新聞社、米子しんまち天満屋主催)の内覧会が6日、米子市西福原2丁目の米子天満屋2階特設会場で開かれた。市内の高校に通う生徒や教員約15人が招待され、一足早く作品の世界観を味わった。7日に開幕する。11月5日まで。
映画「すずめの戸締まり」は2022年11月の劇場公開から観客動員数1100万人、興行収入148億円を突破した大ヒット作品。同展は全国を巡回しており、中国地方では初開催となる。
会場では設定資料や絵コンテ、美術背景といった貴重な資料を主人公「すずめ」が旅した足取りに沿って展示。扉をくぐって次のブースへと進む演出や、作中に出てきた小道具がそこかしこに配置されているなど、場内には作品の世界観を味わえる仕掛けが施されている。
内覧会では高校生らが展示資料や小道具に見入ったり、作中のシーンを模したフォトスポットで記念撮影をしたりして満喫した。米子西高1年で美術部員の村松麗楽さん(15)は「展示資料の細かいところまで見ることができ、映画の雰囲気や世界観を感じられた。来てよかった」と笑顔を見せた。