自然豊かなコース満喫 140人、グルメも楽しむ 自転車の長距離ライドイベント 

 鳥取県中部を軸に岡山県蒜山地域などを巡る自転車の長距離ライドイベント、グランフォンド倉吉(鳥取中部ツーリズム協議会主催)が8日、倉吉パークスクエアを発着点に開かれた。県内外から集まったサイクリスト約140人が、自然豊かなコースや地元グルメを楽しんだ。

 

 同イベントは愛好者が増えている自転車を県中部の観光振興につなげようと企画され、昨年に続いての開催となった。今年は風のない絶好のコンディションに恵まれ、参加者らが江府町や岡山県蒜山地域など獲得標高が3千メートルを超えるロング(164キロ)と、三朝町や鳥取市青谷町、湯梨浜町を巡るミドル(83キロ)の2コースに挑んだ。

 コース上の5カ所のエイドステーションでは地元グルメが振る舞われ、参加者は風光明媚(めいび)なコースとともに地元飲食店が用意した牛骨ラーメンやおにぎりなどを満喫した。ロングコースに参加した愛知県豊橋市の会社員、井上保忠さん(51)は「走りやすいコースで景色も楽しめた。食べ物もおいしい」と満足そうにおにぎりを頬ばった。

 同協議会の藤井政至代表は「県外参加者が昨年より増えるなど、成果が出ている。今後も継続したい」と意気込んだ。

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