「うさぎダンス」コンテスト決勝 個性豊かに鳥取愛表現

 卯(う)年の今年を「12年に1度の“白うさぎ年”」として全国にPRしている鳥取県は、短編動画で認知度アップを図ろうと「うさぎダンス」のコンテストを企画し、14日に鳥取市白兎の道の駅「神話の里・白うさぎ」で決勝戦を開いた。県内外のファイナリスト13組がステージで自慢の踊りを披露し、来場者約200人を沸かせた。

 うさぎダンスはプロ野球・日本ハムのチアガールがブームを起こしたキツネダンスに対抗して県が作成。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」や「ユーチューブショート」で募集し、県内外161組の投稿があった。最優秀賞を決めるため「兎取(とっとり)ダンス動画ピョンテスト・ファイナル」と題し、決勝の舞台を用意した。

 決勝戦には県内をはじめ東京都や愛知県などから、ウサギの衣装など凝らした個性豊かな13組が登場。境港のご当地ヒーロー「イワシマン」や島根県観光キャラクター「しまねっこ」も参戦した。ダンスの技術やインパクト、鳥取愛やウサギ愛を感じられるかで審査された。

 息の合った踊りで最優秀賞に輝いたのは、県西部で活動する中高生4人グループ「VEGARIO(ベガリオ)」。HAOTOさん(15)は「2カ月前から練習してきた。うれしい。キツネダンスのように鳥取のうさぎダンスを全国に広めたい」と話した。

 大黒様に扮(ふん)し審査員を務めた平井伸治知事は「ウサギという磁石で鳥取に多くの人が訪れ、ポップなイメージが付いた。これからも機会を捉え、ダンスを披露し続けたい」と大会を振り返った。

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