本年度はクマによる人身被害が全国で相次いでいる。環境省によると4~9月に109人が被害に遭い、2人が死亡(速報値)。鳥取県内では2020年12月に鳥取市国府町で発生して以降、人への被害は確認されておらず出没件数も減少傾向だが、秋は冬眠前のクマが餌を求めて活動するため注意が必要だ。
環境省の公表では、東北を中心に15道府県で相次いで人身被害が確認され、07年以降の同時期比で最多。秋田28人、岩手27人、福島13人の順で多い。島根県邑南町でも6月、70代の男性が自宅の裏山でクマに襲われ、顔に大けがをする事故が発生した。