鳥取砂丘の緑化を防ぐための除草活動で、これまでごみとして焼却処分されてきた雑草を使って、鳥取県が「エコ堆肥」を製品化した。昨年度の県議会高校生議会の提案からヒントを得て、除草された草を材料にした製品が初めて実現。11月から除草ボランティアへの返礼品に仲間入りし、活動2回につきエコ堆肥1パックがプレゼントされる。
除草された草の活用例は、鳥取砂丘ビジターセンターのワークショップがあるが、使用量はごくわずか。2021年度実績で7・3トンに上るほど毎年膨大な量を除草しているが、ほとんどが焼却処分されている。
22年10月の高校生議会で、米子北斗高の生徒らが「鳥取砂丘の草をリサイクルした折り紙の製品化」のアイデアを披露。「環境問題の意識向上や学習に活用してはどうか」と提案した。