大阪万博、500日前にこの状態で本当に開催できるのか(前編)

実動部隊には「理念もマネジメント能力もない」。問題続きの背景に三つの構造的要因

  •  「2025年日本国際博覧会協会」の看板前で写真に納まる(左4人目から)経団連の中西宏明会長、大阪府の松井一郎知事、大阪市の吉村洋文市長ら。肩書はいずれも当時=2019年1月、大阪市
  •  「2025年日本国際博覧会協会」の設立総会後、記念写真に納まる(左端から)大阪市の吉村洋文市長、大阪府の松井一郎知事ら。肩書は当時=2019年1月、大阪市
  •  万博に向け、木造の巨大屋根「リング」の工事が進む大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)=11月19日
  •  オンライン会議で万博整備費の増額を報告する、日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長=10月20日、大阪市
  •  万博に出展するオーストリア館のイメージ=オーストリア大使館提供

 大阪万博の開幕まで、11月30日で500日。1年以上あるとはいえ、準備状況は瀬戸際の色が濃くなっている。花形となる海外パビリオンは建設の遅れが明白で、独創的なデザインを諦めて簡素な外観に移行する国が...

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