水島臨海鉄道でJR久留里線から移籍した「キハ」に再会

  • 倉敷貨物ターミナルの車両基地へ回送されるキハ37
  • 車両基地に停車中のキハ30「100」(手前)とキハ37「103」
  • 久留里線の横田駅で2010年7月に撮影した2両のキハ37。水島移籍に当たって改番されており、右側の「2」は水島で赤く変身した「103」、左側の「1002」(拡大して確認)は今回乗車、撮影した「102」
  • 倉敷市駅。JRの倉敷駅からは少し離れた場所にあった

 岡山県倉敷市の第三セクター、水島臨海鉄道では、国鉄時代に製造された気動車「キハ30」「キハ37」「キハ38」が健在だ。JR東日本の久留里線(千葉県)から移籍し、2014年に運転開始。久留里線で最後に撮影したのが2010年なので、出張の帰りに訪れた倉敷で13年ぶりに「再会」した。

 水島臨海鉄道の主力車両は、1990年代半ばから運用されている気動車「MRT300形」。昭和生まれの「キハ」が走るのは朝の2往復と夕方の3往復だけだが、同鉄道のホームページに掲載されている時刻表には、キハが充当される列車が明示されている。いつ来るかドキドキしながらホームや線路端で待つのも楽しいが、時間を有効に使いたい乗り鉄、撮り鉄にはありがたい。

 10月下旬の某日、出張先の福岡からその日のうちに新幹線で倉敷へ移動。駅前のホテルで1泊し、早起きして水島臨海鉄道の倉敷市駅へ。午前6時58分発の「キハ」で終着駅の三菱自工前まで30分ほどの乗り鉄を楽しんだ。

 倉敷市駅のホームに入ってきたのは、キハ37の「101」と「102」の2両編成。薄いブルーの車体の窓下に濃いブルーの帯を巻いた「水島色」と呼ばれる塗装が施されている...

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