山陰では初めてとなる絵本作家・どいかやさんの原画展が、米子市目久美町の雑貨店「Мiss Lavender」で開かれた。同店での原画展の開催は4回目。今回はどいかやさんの絵本「チリとチリリ」シリーズの原画25点が展示された。
雑貨店のオーナーの竹内雅子さんによると、「チリとチリリ」の絵本は、20年にもわたり読者に愛されているシリーズで、小学校の図書館などにも必ず置いてある絵本だという。
今回の原画展は2年もの準備と調整を経て開催。竹内さんは「コピーや印刷では伝わらない原画ならではのぬくもりを、この絵本が好きな人たちと共有したかった」と話した。
鳥取市や島根県出雲市、岡山市など遠くから足を運ぶ作品のファンもおり、原画展を見に来ていた女性は「米子で、どいかやさんの原画が見られるのはほんとうにうれしい。オーナーに感謝している」と喜んでいた。
同店ではゴールデンウイークごろにも5回目となる絵本の原画展を企画。決定次第、店のホームページなどで告知する予定。