継続支援の重要性実感 薬局機能搭載車両派遣 県薬剤師会1陣が帰県

  • 避難所で調剤した薬を手渡して容体について話しかける大村さん(左)=21日、石川県穴水町内の避難所(本人提供)

 能登半島地震の被災地では、持病を抱える高齢の避難者にどうやって必要な薬を届けるかが課題となっている。感染症のまん延なども報告され、長引く避難生活による災害関連死も懸念される中、鳥取県薬剤師会(原利一郎会長)は甚大な被害を受けた石川県に向け、薬局機能を搭載した車両「モバイルファーマシー」を派遣した。19~22日に第1陣として現地で活動した大村薬局(鳥取市片原3丁目)の薬剤師・大村匡由さん(54)は、継続的な支援の重要性を実感した。

 “動く薬局”と称されるモバイルファーマシーを所有する同会は、地震発生翌日の2日以降、石川県薬剤師会や日本薬剤師会などと事前準備を開始。現地の道路状況の復旧で被災地入りの日程が二転三転する中、他県と交代する形で出動に至った。1月末までに3チーム7人の薬剤師が派遣される。

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