“能登の豊かな食”味わい、復興の一助に―八芳園が石川県の食材使用の期間限定コース提供

いまのTokyoをつかむイベント情報(3日~11日)

  •  八芳園「RESTAURANT ENJYU」で提供されている石川県の食材を使用した料理(提供写真)
  •  「あんがとう農園」で生産されているエディブルフラワー(あんがとう農園インスタグラムより)(提供写真)
  •  「ビームス クチュール」と「ジップロック」のコラボレーションによる「ジップロック リボン カフェ」の内観=東京・新宿(提供写真)
  •  日本のメンズブランド「MASU(エム エー エス ユー)」の2024年の秋冬コレクション「スパイキートップス」(提供写真)
  •  クロード・モネ「睡蓮」(1908年 油彩、カンヴァス ウスター美術館 Museum Purchase,1910.26/Image courtesy of the Worcester Art Museum)(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【3日(土)】

 ▽「八芳園『RESTAURANT ENJYU』―石川県の食材・食文化を表現した期間限定コース」(~18日、港区・八芳園「RESTAURANT ENJYU」、事前予約制)

 能登半島地震の復興を願い、被災地の生産や経済活動を支えようと、石川県の食材を使用した期間限定コースが、白金台で提供されている。

 統括総支配人の関本敬祐さんによると「シェフやソムリエが昨年の10月に石川県を訪問し、現地の生産者との交流により食材や文化に触れて誕生したメニュー」。1月からそれらの料理を出す計画は、元日の地震によっていったん危ぶまれたが「出荷体制の整った現地の食材をできる限り使用することで(経済復興の)一助になればという思いを込め、延期せずに提供することにした」という。

 石川県中能登町にある「あんがとう農園」のハーブを使用した「七草粥」もメニューに並ぶ。宅配が復旧しない時期には、農園関係者が金沢営業所まで1時間かけて商品を運び、全国への出荷を試みた。流通状況が厳しくとも「販売を続け利益を出す」ことが「復旧への道につながる」という生産者の思いが伝わってくる。

 能登産食材...

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