一年間の幸福や息災願い 恵方巻き販売始まる

 3日は節分。厄を追い払う鬼退治の豆まきとともに「福を巻き込む」恵方巻きを食べる習慣が鳥取県内でも定着した。スーパーなどでは一足早く2日から恵方巻きの販売が始まり、一年間の幸福や息災を願って買い求める人の姿が見られた。

 閉店したJA系スーパーの空き店舗を引き継ぎ、昨年11月にオープンしたエスマートわかさ店(若桜町若桜)では、総菜や弁当のコーナーに売り場を設け、2日から販売を開始した。

 来店客は「並んでいるのを見たら手が伸びてしまう」「明日は買い物に来ないので」などと次々と買い求め、開店2時間ほどで残りわずかとなる売れ行きを見せた。大石和也店長は「多めに用意したが予想外の売れ行き」と喜び、3日は予約分を含めて600本を用意するという。

 恵方巻きを買った近くの主婦は「遠くまで行かなくても、思い立ってすぐに買えるのは本当に助かる。災害がこれ以上起きないよう、穏やかな年となることを願って食べたい」と話した。

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