3年間の探究成果披露 米子・美保中総合的な学習 義務教育学校や地域題材

 米子市大篠津町の美保中(小谷斉校長)で探究学習成果発表会があり、総合的な学習の一環として3年間探究学習に取り組んできた3年生42人が、学習成果を発表した。

 自分の考えや学んだことを伝える技術を習得し、思考を整理する力を培うのを目的に開催。2年生47人のほか、地元住民や保護者、市教育委員会の関係者ら約20人が聴講した。

 会場には八つの発表ブースが設けられ、生徒は各ブースでそれぞれが考え、取り組んだ課題を紹介。

 「義務教育学校の名前」「廃校利用とメリット」といった生徒や地域住民が関心を寄せる義務教育学校設置に関するテーマや地域の課題を取り上げたテーマについての発表があり、来場者は興味のあるブースを順番にまわり生徒たちの説明に熱心に耳を傾けていた。

 「美保中校区の活性化」をテーマにしたグループは、人通りが少なくなった大篠津町駅周辺に着目。出雲市で開催された「まちあそび人生ゲーム」の事例を紹介しながら地域の課題や活用策などを詳しく話した。

 義務教育学校をテーマに発表した遠藤有秦さん(15)は「自分たちで調べたり学んだりしたことを人に伝える難しさを実感した」と振り返った。

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