倉吉市明治町の打吹回廊で２３日、ばえラボマルシェが開かれた。「ばえる倉吉研究所（ばえラボ）」によるアクションプランの発表や飲食ブースの出店のほか、インターネット上の仮想空間「メタバース」に同市の町並みを再現した「バーチャル倉吉」の体験ブースが設けられ、大勢の来場者でにぎわった。
同市は地方創生の取り組みとして「くらしよし倉吉プロジェクト」を展開しており、ばえラボはプロジェクトの一環。この日は、ばえラボのメンバーが倉吉の楽しさを発信するために考えたプランを発表した。
倉吉西高の生徒らは、「倉吉で音楽フェスをやりたい」というテーマで発表した。好きなアーティストを応援する“推し活”によるライブ誘致を提案し「県内でアーティストのブームを起こし、倉吉でのフェスにつなげたい」などと思いを語った。
生徒らは今回の活動を振り返り、「やってみたいことが見つけられた」「倉吉のことを改めて考えることができた」などと感想を述べた。
「バーチャル倉吉」の体験ブースでは、ＶＲゴーグルを装着し、観光名所の白壁土蔵群のまち歩きなどを体験。湯梨浜町長江の高校生、清水ひめさん（１８）は「実際に現地にいるような感じがした。もっといろんなことができたら楽しい」と話した。
