多彩な作品 個性感じて 鳥取 世界ダウン症の日啓発催し

 「世界ダウン症の日」(3月21日)にちなんだ啓発イベントの一環として、作品展「見てほしいな 私たちの作品」(日本ダウン症協会鳥取県支部主催)が鳥取市のとりぎん文化会館フリースペースで開かれている。ダウン症の人たちが制作した作品をはじめ、作業所での様子や同支部会員の活動を伝える写真など約35点を一堂に集めた。31日まで。

 ダウン症への理解を深めてもらおうと、同支部は2013年からさまざまな啓発イベントを行っており、作品展は初の試み。高垣美恵支部長は「作品を通して、制作者の内面表現や個性を感じていただけたら」と力を込めた。

 今回は9人が出展。自由な感性で花を描いたアクリル画、相田みつを氏の詩を力強くつづった書、満開の桜の季節に走る列車を撮影した写真など、多彩な作品がずらりと並ぶ。

 高垣支部長は「(ダウン症の人は)できることが限られていると思うかもしれないが、決してそうではないことを伝えたい」と話した。

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