砂丘社のミニアチュール展が、倉吉市宮川町のコミュニティプラザ百花堂で開かれている。新メンバー2人を加えた計11人の個性あふれる作品群が、来場者らの目を楽しませている。26日まで。
砂丘社は、倉吉中学の美術教師だった中井金三を中心に創設された文化芸術活動団体。創設メンバーには前田寛治らが名を連ねる。
サイズを3号以内に限定した本展では、静物や抽象画など40点を展示。新メンバー、ミシマサオリさんの「シロツメクサ」は、鮮やかな黄緑色を背景に、花冠の憂いある少女の姿が印象的な版画。前田達之さんの油絵「柿」は、柿の実がそこにあるかのように質感や艶、陰影が感じられる。
事務局の門脇博さんは「新メンバーを迎え、より幅広く多彩な作品を楽しんでもらえるのでは」と来場を呼びかけている。