全国展開するホテルチェーンの新ホテル建設がJR鳥取駅周辺で相次いでいる。来年の秋までに、アパグループ(東京都)、東横イン(同)がそれぞれ200室を超える高層階の新棟を建設する。同駅周辺ではコロナ禍に休業したホテルがある半面、今後のインバウンド(訪日客)需要などを見越して、業界地図が目まぐるしく塗り変わる。以前から宿泊需要に対して客室数が不足しているとの指摘もあり、受け皿の整備による誘客促進への期待の声も上がる。
アパグループは、JR鳥取駅南側の駐車場跡に鳥取県内2棟目となる「アパホテル鳥取駅前」を建設し、近くで営業中の「アパホテル鳥取駅前」(143室)は今月中に「鳥取駅前南」に改称する。新棟は鉄骨造8階建てで客室数は205室。大浴場や一般利用可能なレストランも設け、来年9月下旬の完成、同10月の開業を見込む。