祝日の前後の平日を休みにして、子どもたちの家庭でのふれあいや地域交流の機会を設ける「体験的学習活動等休業日」。県内では2022年度から鳥取、琴浦、南部の3市町の小中学校と県立学校26校が導入している。3年目となる今年のゴールデンウイークは、鳥取市がはざまの平日3日間を休業日としたため、学校は10連休となった。業務に追われ、多忙な教職員の有休取得促進につながる一方、有休を取得できない保護者らからは子どもの預け先について不満の声が上がる。
同休業日は、自治体が独自に学校を休みにできる国の制度。鳥取市は「やってみよう!でー(day)」、南部町は「スーパーゴールデンウイーク」という名称で、大型連休や11月の祝日に合わせて実施している。どこを休日にするかは自治体ごとに決定し、今年は鳥取市が4月30日~5月2日と11月1日、南部町が5月2日、琴浦町が11月22日を休業日とする。