色鮮やかな棚田に 広瀬・東比田でシバザクラ見頃

 「猿隠(さるがくれ)高原シバザクラ」で知られる安来市広瀬町東比田で、棚田の斜面を飾るシバザクラが見頃を迎えた。山里をカラフルに彩る風景が行楽客の目を楽しませている。満開は5月3日ごろという。

 地域住民が棚田の草刈りを省力化しようと、2016年に防草シートを張ってシバザクラを植えたのが始まり。年々、植栽面積が広がり、地区ぐるみで行楽客を受け入れてイベントも企画している。こうした里づくりが評価され、昨年は中四国農政局「ディスカバー農山(む)漁村(ら)の宝」に選定された。

 計1.5ヘクタールに植栽した約10万株が18日ごろから順次開花。連日、県内外から大勢の人が訪れ、赤やピンク、白、紫色に彩られた棚田の斜面に感嘆しながら、写真に収めている。

 シバザクラの会の仙石晃会長(79)は「皆さんに来てもらうことが植栽の励みとなっている」と来場を呼びかけた。

 27日からはライトアップと竹灯籠を点灯。5月3日はよさこい踊りやジャズライブのステージ、香茸(こうたけ)ごはんなどの販売がある。

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