国立公園・大山(1729メートル)で環境保全活動を行う「大山の頂上を保護する会」に、ブライダルジュエリー製造販売の「アツタ」(出雲市)が約5万円を寄付した。大山山頂の看板の新設などに活用される。
同会によると、頂上碑付近の立ち入り禁止場所を示す看板は経年劣化して読み取りにくくなり、禁止場所に入る登山客が後を絶たない。同社はオリジナルブランド「山陰と旅する指輪」で大山や鳥取砂丘をモチーフとする指輪を販売しており、地域に貢献しようと売り上げの一部を寄付した。
看板設置のほか同会が今秋予定する保全活動の資材費にも充てられる。
大山町の大山ナショナルパークセンターで贈呈式が行われ、同社米子店の福島達也店長が「美しい自然を守る活動に活用していただけるのを楽しみにしている」と目録を手渡した。同会の田渕直人事務局長は「頂上を保護するために使っていきたい」と感謝した。