鳥取市在住の水彩画家、竹内ロウさん(66)の作品展「倉吉ノスタルジアvol.4」が7日、倉吉市宮川町のコミュニティプラザ百花堂で始まった。鳥取の情緒あふれる風景や街並みを描いた作品が並び、来場者を魅了している。12日まで。
竹内さんは長年、東京で漫画家として活躍。2022年1月にUターンし、鳥取、倉吉両市で個展を開くなど水彩画家として精力的に活動している。
今展では、四季折々の白壁土蔵群や大山の風景画など、計32点の作品を展示。「打吹玉川の流れ」は、水彩の透明感を生かして川のせせらぎを巧みに表現している。17年前に撮影した倉吉市内の写真を基に描いた作品もあり、現在は撤去されてしまった本町通り商店街のアーケードや明倫地区の昔懐かしい街並みが繊細に描かれている。
竹内さんは「倉吉の懐かしい街並みを見て、ノスタルジーに浸ってもらえれば」と話した。