図書館と連携した子ども食堂始まる 境港市内の小学生ら参加 献立ちなんだ本紹介

 社会福祉法人こうほうえん(境港市誠道町)が境港市民図書館と連携実施する「子ども食堂」が同市民交流センターで始まった。市内の小学生が参加し、図書館司書から食べ物に関する本の紹介を受け、弁当に舌鼓を打った。

 「孤食」の改善や、本に親しみ豊かな人生を送ってほしいと、月1回(毎月第4日曜日)、予約制(無料)で開かれる。さかい幸朋苑(えん)(同市誠道町)で弁当が調理され、初回の4月28日は市内の小学生17人が来店した。

 この日のメニューは、煮込みハンバーグ、ピーマンの炒め煮、キャベツのごまあえ、白米、イチゴのクレープ。図書館司書がメニューにちなんだ絵本などを選んで会場に並べ、子どもたちに紹介した。食事の前にはハンバーグの付け合わせのブロッコリーなどに関するクイズも行われ、野菜への関心を深めた。

 進行役を務めたさかい幸朋苑主任介護士の野坂賢一さん(42)は「食事の前後には本に触れ、学校を超えて友だちができたら」と話し、同図書館の嘉賀収司館長も「図書館利用のきっかけになれば」と期待した。

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