「壊すものを造って、批判を浴びとる。万博は、もっと夢があるもんやと思ってた」工事業者が語った「士気の上がらない現場」

リングやパビリオン建設の下請け経営者や作業員の本音

  •  木造巨大屋根「リング」などの整備が進む大阪・関西万博会場予定地で、行き来するダンプカーなどの大型車両=2024年4月12日、大阪市
  •  開幕1年前となった2025年大阪・関西万博会場。象徴となる木造巨大屋根「リング」はほぼ輪の形になったが、海外パビリオンの予定地の多くでは、むき出しの地面が目立つ=2024年4月13日、大阪市の夢洲(共同通信社ヘリから)
  •  報道陣に公開された大阪・関西万博の木造巨大屋根「リング」=2024年4月8日、大阪市の夢洲
  •  日本ガス協会が万博に出展する「ガスパビリオン おばけワンダーランド」の建設現場=2024年4月16日、大阪市の夢洲
  •  建設中の大阪メトロ夢洲駅

 「完成後も、みんなに使われる橋や建物と違って、壊すものを造っとる。しかもそれが批判を浴びとる。やる気は上がらへんよね。税金の無駄遣いと思いながら、それで飯を食っていて、複雑な心境ですわ」

 来年4月1...

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