鳥取市は31日、鳥取県東部と兵庫県北但西部の1市6町を対象にした「第63回麒麟(きりん)のまち鳥取市美術展」(鳥取市、麒麟のまち鳥取市美術展運営委員会主催、新日本海新聞社特別後援)の審査結果を発表した。
市展賞に8部門から20点、協賛賞に9部門から9点、18歳以下を対象にしたユース賞に2部門から2点を選んだ。応募作品は6月2日~9日、同市東町2丁目の県立博物館で展示する。
1市6町の麒麟のまち圏域に住む人や、鳥取市内に通勤通学する中学生以上を対象に作品を募集。日本画、洋画、書道、デザインなど9部門に268点の応募があった。
日本画部門では3人が市展賞を受賞。高階(たかはし)金一さんの「夜が明ける頃」は、審査員から「夜が明け始め、空があかね色に染まり徐々に空気が明るくなっている様子がうまく描けている」と評価された。
入選作品182点のほか、審査員や無鑑査作家の作品84点も展示。15日からは同市の市歴史博物館やまびこ館で、全入賞作品を展示する。
市展賞の受賞者は次の通り(敬称略)。
書道=沢田明花、金沢順子、織田翠華、小畑梨香▽日本画=江谷玲子、宮嶋愛子、高階金一▽洋画=高力由美子、川戸宏司、谷口正幸▽デザイン=岩永輝也、西脇杏音▽写真=岸本康子、牛島秀爾、三吉佐知子▽工芸=保崎義範、中川邦子▽版画=森本道男▽自由=GURA、SHIGEZOU