出口亜梨沙「怖さの奥にある人間ドラマ」 初主演映画「THIS MAN」

  •  「撮影中、夢に『あの男』が出てこなくてよかった」と話す出口亜梨沙
  •  映画「THIS MAN」より。出口亜梨沙演じる華(右)と夫<(C)Union Inc.>
  •  映画「THIS MAN」より。スマートフォンの画面は人々の夢に現れる「あの男」<(C)Union Inc.>

 俳優の出口亜梨沙が、映画「THIS MAN」(6月7日公開)で初主演を務めた。世界中で2千人以上が同じ男の顔を「夢で見た」と証言した―という都市伝説を基にしたパニックスリラー。「目を背けたくなるような怖さの奥に、しっかりした人間ドラマがある作品です」とアピールする。

 ある町で連続変死事件が発生。被害者たちの共通点は、生前に夢の中で眉のつながった奇妙な風貌の「男」を見ていたことだった。夫や幼い娘と幸せに暮らしていた主人公・華(出口)にも「あの男」の魔の手が迫る。生き延びるため、華は重大な決断を迫られ…。

 怪談は好きだが、ホラー映画はほとんど見たことがなかったという出口。天野友二朗監督から役作りの一環として薦められた作品も「最初は怖くてスルーした。3回言われてやっと見ました」。

 撮影中は救いのない展開の連続で、気持ちが落ち込むこともあったという。「演じていて本当にしんどかった。監督は人の嫌がることを考える天才ですね」と苦笑する。

 ただ、ひとたびカットがかかると和気あいあいとした現場だったようだ。長期ロケの際には、共演者でお笑いタレントの中山功太が夜な夜な怪談を披露していたという。出口は「...

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