【東京ウオッチ】価値観を見直し、異なる文化つなぐ―青山にアフリカ現代アートの新ギャラリー

いまのTokyoをつかむイベント情報(8日~16日)

  •  アフリカ現代アートを紹介するギャラリー「space Un」創設者のエドナ・デュマさん=東京・青山((C)space Un)(提供写真)
  •  国際的なセネガル人アーティスト、アリウ・ディアックさんの新作展示風景=東京・青山の「space Un」((C)Masaki Ogawa)(提供写真)
  •  やんツー「I HATE FAST FASHION」=東京・南青山((C)Shu Nakagawa)(提供写真)
  •  ラバンヌの代表的ナノバッグのシリーズ「1969」の新デザイン((C)ラバンヌ)(提供写真)
  •  松屋銀座の屋上テラスで開かれているビアガーデンで味わえる肉料理(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【8日(土)】

 ▽「アフリカ現代アートを紹介する新ギャラリー『space Un』」(港区南青山、入場無料)

 アフリカ現代アートを日本に紹介し、両国の文化交流を目指す展示スペースが今春、青山にオープンした。

 神戸、パリ、ベルリンを拠点に活動するアートコレクターで、カメルーンにルーツを持つフランス人エドナ・デュマさんが創設。日本とアフリカの木材を使用し、柔らかな光が差し込む建物は建築家の長谷川豪さんが設計した。

 「アフリカ諸国は貧困などのマイナスイメージや先入観を持たれやすい。自然を背景に生まれた豊かなアートや多様な文化の存在をこの空間で知ってもらい、アフリカのポジティブな面に光を当てたかった」とデュマさん。日本の大学への留学をきっかけに二つの国の文化をつなぐ構想を温めていたという。

 「このギャラリーには若者たちも多く訪れる。彼らは欧米中心の文化だけを求めていない。アフリカへの理解も深まっていくと思う」と語る。ワークショップや音楽イベントも計画。アートを通して異なる他者とつながる場として、カフェも併設した。

 開館を記念し、国際的に活躍するセネガルのアーティスト、ア...

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