障害のある人たちの作品を展示する「夏のかがやき展」が、鳥取市覚寺の渡辺美術館で開かれている。絵画や書、手芸、立体作品など個性豊かな力作が会場を彩り、来場者を楽しませている。7月14日まで。
今展で11回目の開催。渡辺病院絵画クラブやアートスペースからふるなど、鳥取市内で活動する10団体が約60点を出品した。
四角くカットした段ボール紙片に富士山や竜、花など色鮮やかな模様を描いて着物の形に貼り合わせた大作「晴着(はれぎ)」や、花や鳥がモチーフの華やかなステンドグラスアート、色とりどりの毛糸を編んで制作した花束のオブジェなど創意工夫の光る作品が並ぶ。
同館の石谷美恵子学芸員は「今回は楽しく明るい作品がそろった。作品から制作者のパワーを感じて一日を元気に過ごしてほしい」と呼びかけた。
29日午後1時から和紙を使った花作りのワークショップを開く。定員7人。