甘み十分、上々の出来 北栄でデラウェア査定会 4日に初出荷

 北栄町特産のデラウェアの査定会が1日、同町江北のJA鳥取中央北条支所で開かれた。今シーズンは6月の晴天に恵まれて着色が良く、実も甘い上々の仕上がり。4日から京阪神や山陽を中心に初出荷する。

 同町産のデラウェアは大粒で糖度が高く、鳥取県内外の消費者に好まれている。本年度は、同支所管内の農家49戸が420アールで栽培。3月は低温の影響で生育が遅れたものの、4月以降は気温も上昇し順調に肥大した。

 査定会には生産者ら約60人が出席し、持ち込まれた80房の色づきや粒張りなどを確認した。査定の結果、平均糖度は20・6度(前年20・0度)、平均重量は148グラム(同162グラム)と平年並みの出来栄えになった。

 同JA北条ぶどう生産部の石宝梅市部長(68)は「春先の天候で生育の遅れが出るのではないかと心配していたが、例年以上の甘いブドウができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。7月下旬までに31トンを出荷し、3565万円の販売金額を目指す。

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